清流の里(小規模多機能型居宅介護事業所)ブログ

【予防】腰の痛みに悩んでいませんか?

みなさんこんにちは!橋本直也です!!

今回は清流の里の職員というより、いち介護福祉士として記事を書いていきたいと思います。記事の内容はタイトルでもあります通り、腰の痛みで悩む介護者の皆さん、利用者様のご家族の皆さんに向けて「腰の痛めない介護」というのをレクチャーしたいと思います!!みなさんの中に腰を痛めて、コルセットされながら介護されている方などいらっしゃると思いますが、コルセットつけてるから大丈夫とばかりに無理な介護をしてませんか?真面目に介護していても自分の体を壊してしまったら意味がありません。しっかりとした方法を身につけ、体を壊さない介護をしていきましょー!!

ちょっとまえおきが長くなってしまいました。すみません<(_ _)>

では、さっそく紹介していくのですが、まずみなさん、「ボディメカニクス」っていう言葉聞いた事ありますか?介護をしていくうえでボディメカニクスってとても大事になるんですよ!!知らなかった方はこれを機会に覚えていただければなと思います。

 

ボディメカニクスとは?

身体的な負担を最小限にし、小さな力で大きな効果をあげることを言います。

どんなことに気を付けて介助すればいいの?

大きく7つ気を付けることがあります!!

①対象(利用者様)を小さくする。

腕を組み、ひざを曲げていただくことにより、小さな力で利用者様を抱えることや、体勢を変えいただくことができます。(拘縮してる方などは⑦を使うといいかも!)

➁対象(利用者様)に近づく。

簡単に言うと利用者様に身体を近づけて介助をしましょうっていうことです。皆さんも普段重たいものを持つときわざわざ重たくなるような持ち方しないですよね?言われなくてもきっと皆さんは自然と楽な持ち方をしているはずです。利用者様の介助をするときも同じで体を上手く活用すれば力なんていりません。下の写真は椅子を使ってわかりやすく説明したものです。

↑の写真は腰に負担のかかる持ち方です。対象物(椅子)が体から離れており持ち上げるのが大変です。力ある方は俺は別にと思いますが、この方法でずっと介助を続けていたらいつか腰を痛めると思います。皆さんから見ても腰に悪そうなのが写真からわかると思います。これでは力も入りませんし、後でも触れるんですが足幅も狭いのでバランスを崩して、最悪事故へつながることもあります。

一方↑の写真は対象物(椅子)が自分の体に近づいており、持ち上げる際もほとんど力を使っていません。そしてこれもあとで触れるのですが足幅が先ほどの写真と比べ広くとっているためバランスもよく、安全と言えるでしょう!

➂支持基底面積(足幅)を広くする

④重心を低くする。

この姿勢をつくっていただき、腰に負担のかからない介助を行う。

※また、腰はとてもデリケートなので介助だけでなく、皆さんが普段行っている生活動作でも痛めたりします。例えば床に落ちているごみを拾う動作など。しゃがまないでとったりしてませんか?それ腰に負担かかってますよー!!細かいですがそういった普段の生活を意識するだけでも違います!

➄大きい筋肉を使う。

皆さんは体のどの部分を使って介助していますか?上半身?下半身?実は腰を痛めてる方のほとんどは上半身を使った介助なんです!!普段皆さん当たり前のように歩いたり、走っているからあまり下半身のすごさに気づかないかもしれませんが、下半身ってとても力があるんですよ。野球でホームランを量産しているバッターの太もも見たことありますか?すごく足太くないですか?(笑)ほかにもアスリート選手でなんでそんなに下半身太いの?っていうひとよく見ませんか?あれはサーブだったり、スマッシュだったり、シュートの力を生みだしているのが下半身だからなんですよ!!だからみんな走り込みだったりなどたくさんするんですよ。だんだん話がそれてきてしまったのでこの辺まで(笑)

⑥水平に引く。

⑦てこの原理を使う。

この7つのことを意識して介助するだけで腰への負担はだいぶ違うと思います!!僕もこのおかげで腰が痛くならないのかなとは思ってます。施設で働いている職員の皆さん、自宅で介護されているご家族の皆さん!!ぜひ活用してみて下さい!!今後もちょくちょくこういった真面目な記事も書こうと思ってます。入浴だとかコミュニケーションの方法だったり、、、

 

~介護川柳~

では、今週もいきーす!!字余りすぎてますがそこは甘めに見て下さい(笑)

「カッとなる その時いつも 自分主体」

説明:イラっとするときっていつも介護者主体で考えていると僕は思うんですよね。ご飯食べてくれない、寝てくれない、それは全部介護者の都合で考えてしまっていて。利用者様の立場になって物事を考えれていないと僕は思うんですよね。きっと利用者様の立場になって考えることが出来たらイラつくという感情は生まれないと思いますし、ニュースになるようなことも減るのかなと思います。

では、次のブログでお会いしましょう!!

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