本別町歴史民俗資料館ブログ

【報告】ほんべつ学晩夏のまなび「町内戦争跡地ツアー」

2024年8月25日(日)、本別町内に残る空襲跡地や戦争に関わる場所を巡るバスツアーとして、ふるさと学習「ほんべつ学 晩夏のまなび〜町内戦争跡地ツアー〜」を開催しました。企画展「7月15日本別空襲を伝える〜子どもの目から見た戦争〜」の関連事業です。

写真1 本別川に架かる百年鉄橋:道産レンガを用いた工法で作られており、銃弾痕が見られる

1945年7月15日に起きた本別空襲。その痕跡は79年が経過した現在も町内各所に残されています。負の歴史を風化させないためのツアーは「ダークツーリズム」とも呼ばれますが、悲惨な戦争の記憶を風化させず、語り継いでいくためには欠かせないものです。

写真2 空襲の被害が大きかった北3丁目および4丁目(銀河通り)を散策:資料館友の会 水谷令子さんの案内で市街地の被害について思いを馳せた

町内在住の15名が参加。本別公園の防空壕跡や百年鉄橋、本別神社、銀河通り周辺、本別高校、軍馬慰霊碑、農業大学校を巡り、戦争の悲惨さと平和の尊さを噛み締めました。

写真3 本別高校校地に建てられた山内三郎教頭の殉職之碑

 

町内戦争跡地ツアーの様子

写真4 本別公園アスレチック広場の防空壕跡:軍用資材格納庫として洞窟が掘られ、現在は洞窟に町指定文化財であるヒカリゴケが生育している
写真5 本別神社の忠魂碑
写真6 本別神社本殿:所蔵品に銃弾痕が見られる
写真7 銀河通り散策の様子
写真8 本別高校校地の山林に残るタコツボ壕跡を視察
写真9 軍馬補充部十勝支部で育成された軍馬の鎮魂碑
写真10 北海道立農業大学校:軍馬補充部十勝支部の施設があった面影を残す
写真11:軍馬補充部十勝支部の集会所跡

 

本別町歴史民俗資料館

The Historical Museum of Honbetsu

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