地域おこし協力隊

【深掘りレポート】地域おこし協力隊として”本別町”に飛び込んでみる(2)

北海道のどちらかというと東側・道東と呼ばれる十勝の本別町で、地域おこし協力隊として働くことの魅力をリポートしてみたいと思います。

今回は、「【深掘りレポート】地域おこし協力隊として”本別町”に飛び込んでみる(1)」に続き、後編です。

 

深掘りリポートを行ったのは、本別町に”風”の人として関わっている交流町民8年目の地域包括ケア研究所の藤井雅巳です。

藤井雅巳のことはこちらから。

 

前回のレポートでは、地域おこし協力隊として町に飛び込む魅力やメリットなどを中心に紹介したので、今回は現在募集しているそれぞれの隊員の活動内容やどのようなことを期待しているかについてご紹介します。

 

具体的に募集している協力隊

現在、本別町では新たな視点や発想で産業・観光・福祉・教育などの様々な分野において町の活性化の担い手となる6種類の役割を担う「地域おこし協力隊員」を募集しています。

有害鳥獣捕獲推進員 1人
地域づくり推進員 1人
コミュニティ・スクール推進員 1人
空き家等コンシェルジュ 1人
地域のしごとサポーター 1人                         フリーミッション推進員 1人

役場の地域おこし協力隊の募集サイトもぜひチェックしてみてください。

 

 

各協力隊の活動内容および期待すること

なかなか募集要項などを見るだけでは、どのような活動をするのか、どのような関わりを期待されているかが伝わらないと思うので、それぞれをご紹介します。

(写真)協力隊員の樽美瑞希さん(右)および元・協力隊員の村上真奈美さん(左)

 

 

有害鳥獣捕獲推進員

「有害鳥獣捕獲推進員」は、役場のサイトによれば、

有害鳥獣による農林業被害を防止するため、鳥獣の効率的な捕獲方法の調査研究による捕獲の推進および、エゾシカを有効利用した製品の開発、「食」としてのジビエの活用などによる事業化に向けた活動

という協力隊員です。

 

道内の中でも特に道東ではエゾシカによる交通事故なども多発するくらいエゾシカが多く見られる地域。2022年時点で、推定69万頭も生息しているとのこと。

捕獲したエゾシカの一部は、食肉や皮革製品などに加工して有効に活用しています。エゾシカ肉は、高タンパク、低カロリーで、鉄分が豊富。エゾシカ料理を味わえるお店や、エゾシカ肉を販売しているお店、給食にエゾシカ肉を取り入れている学校も道内にはあるそう。

また、エゾシカの角や革を使った製品も多く作られているため、北海道の大切な自然のめぐみです。

そのようなエゾシカを活用した新しい地域の産業などを作ってみることにチャレンジするのも面白いかも。

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

地域づくり推進員

「地域づくり推進員」は、役場のサイトによれば、

年間約30万人の観光客が訪れる本町の観光拠点である道の駅「ステラ★ほんべつ」のスタッフとして道の駅運営に携わるほか、道の駅および商店街等の魅力向上、地域イベントの企画・実施など賑わいを創出する活動

という協力隊員です。

 

「ステラ★ほんべつ」は、旧・ふるさと銀河線の本別駅のあった場所に設置された道の駅で、名実ともに町の駅のような存在です。

(写真)道の駅「ステラ★ほんべつ」を正面から

町の玄関口とも言える道の駅を拠点として、たくさんの人とのつながりをデザインするようなことにチャレンジしたい方におススメです。

 

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

 

コミュニティ・スクール推進員(高校魅力化コーディネーター)

「コミュニティ・スクール推進員」とは、役場のサイトによれば、

総合的な探究の授業時間(正解のない課題に挑戦し、まちづくり提案や特産品開発を行う)に関わるコーディネーター業務、授業で取り組まれた成果を具現化するための放課後活動サポート業務など、高校生の様々なアイデアや取り組みを活かせる仕組みを検討する活動

という協力隊員です。

 

この分野は、藤井もがっつりと関わっている本別高校の魅力化およびその中の授業「とかち創生学」を一緒に取り組んでくれる方を大募集しています。

高校生たちと一緒に地域の大人たちが抱える本気の課題に向き合い、それを解決していく解決策の提案から実践を行うプロセスの中で、高校生たちが成長していく姿に伴走できる役割はとてもやりがいがあります。

(写真)「とかち創生学」の中でコーチとともに学ぶ生徒たち

 

実際に「とかち創生学」を通じて生まれてきた地域の特産品をご紹介しますね。

「本高フィナンシェ」は、とかち創生学で学んだ高校生たちが、もっと地域の魅力を自分たちの手で発信したいという想いから立ち上がった放課後SOY倶楽部がプロデュースした地域の特産品です。

高校生と地元の老舗菓子店「松月堂」の活動を、地域おこし協力隊がバックアップして生まれた特産品は、十勝ブランドにも認定され、ふるさと納税の返礼品にもなっています。

高校生と地域の事業者が開発した「本高フィナンシェ」

 

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

空き家等コンシェルジュ

「空き家等コンシェルジュ」は、役場のサイトによれば、

町内に点在する空き家等の情報の把握や空き家問題の普及啓発、空き家等の利活用を促す取り組みなど、地域課題となっている空き家等の問題解決や空き家等利活用による住み替え・移住・定住の対策等に資する活動

という協力隊員です。

 

町内の約 350 戸の点在する空き家を活用して、住み替え・移住・定住などのニーズを持つ方に対して、住宅地または商業・農業地区などそれぞれの希望にあった空き家の利活用を促すもの。

地域の課題と希望をつなぐ「空き家等コンシェルジュ」の活動は、これからの人口減少社会である日本の課題そのものとも言えます。

 

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

地域のしごとサポーター

「地域のしごとサポーター」は、役場のサイトによれば、

労働力不足を課題とする事業者等と高齢者等を含めた就労希望者のマッチングに携わるなど、地域経済の持続や地域住民の生活の質の向上に向けた活動

という協力隊員です。

 

人口減少社会において、生産年齢人口が減少する中、本別町では仕事の担い手が減ってきています。

一方、

  • ・まだまだ力と時間のある高齢者
  • ・フルタイムでは働くことが難しい子育て世代
  • ・自分のチャレンジしたい分野をもつダブルワークをしたい人々

など、潜在的な労働力がもっともっと労働市場に投入されていく可能性は大いにあります。

 

これからの日本が目指す「多様な共生社会」をつくっていくための社会実験を本別町をフィールドで行ってみるのも面白いのではないでしょうか?

 

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

 

フリーミッション推進員

「フリーミッション推進員」は、役場のサイトによれば、

町内資源の活用や地域情報の効果的な発信、地域人材確保など地域の魅力向上、課題解決に資する活動

という協力隊員です。

 

これは、本別町というフィールドを活用して、地域の課題解決に資することであればなんでもありの自由なミッションを提案型で関わっていける協力隊員です。

 

地域の社会課題を扱ったソーシャルビジネス分野で起業しようと思っている方にとっては、地域おこし協力隊という制度を活用し、一定期間の生活保障を得ながらチャレンジするためにはとても有効な制度。

「チャレンジする町」で”あたらしいチャレンジ”をしたい方におススメです。

 

具体的な募集内容などはこちらもご覧ください(写真をクリック)。

 

 

「【深掘りレポート】地域おこし協力隊として”本別町”に飛び込んでみる(1)」も併せてチェックしてみてください!

 

地域との“つながり”を感じる町
ほんべつ町とは?

ほんべつ町を知る