1年生「とかち創生学」最終成果発表会レポート
こんにちは。本別高等学校の総合的な探究の時間「とかち創生学」の総合アドバイザーの藤井です。
10月17日、1年生の「総合的な探究の時間(とかち創生学)」における
最終成果発表会が行われました!
今年度の探究学習は、本別町役場・未来創造課が進める『SDGs未来都市』の取り組みとのコラボレーションにて取り組んできました。
高校生たちは約半年間にわたり、
“どうすればSDGsの取り組みを町内にもっと浸透させられるか” を問い続け、
町民に身近に感じてもらうためのオリジナルグッズのアイデアを考案してきました。
生き生きとした発表の連続
当日の発表会では、5グループに分かれた探究班の生徒それぞれが、自分たちの考案したアイデアを生き生きと発表してくれました。
・本別らしさをデザインに落とし込んだエコバッグ
・町の取り組みを知ってもらう手帳制作
・SDGsを”体感し”“知ってもらう”ためのスプーン制作
など、どの案も「町の未来を本気で考えた」ことが伝わってくる内容でした。
発表中の生徒の表情は真剣そのもの。
自分たちのアイデアが、実際に町で形になるかもしれない—
その期待が、会場に心地よい緊張感とワクワクを生み出していました。

(写真:アイデアをプレゼンする生徒の様子)
大人たちの視点から深まる成果
本別高校の総合的な探究の時間「とかち創生学」の最大の特徴は、地域の大人たちが一緒に伴走し、創り上げる探究であること。
今回も最終成果発表会には、大人たちの視点からの本気の質問などで、高校生たちは思わずたじたじしてしまうような場面も。そんな本気のやり取りがあるからこそ、探究は深まります。

(写真:大人たちから鋭い視点の質問も)
本別町役場・未来創造課との協働
今回の探究授業は、未来創造課の皆さんの協力があってこそ実現したものです。
町のSDGsの方向性や、これまでの取り組みについて直接話を聞く機会もあり、また地元で開業したクリエイト・ローカルの高澤さんとのコラボレーションも。
生徒たちにとっては“地域と学びがつながる”貴重な体験となりました。

(写真:未来創造課の職員さんからもご意見をいただきました)
今年の探究を終えて
本別で生活し、学び、未来をつくっていく当事者として、
生徒たちが自分の頭で考え、地域に向けて発信した時間は大きな財産です。
今回生まれたアイデアのいくつかは、今後、町の事業として
実際のグッズ制作の検討に進む予定です。
“探究が現実につながる”——そんな嬉しい未来も見えてきています。
これからも本別高校では、地域とともにつくる学びを大切にしながら、生徒一人ひとりの「これからの未来を生きていく力」を育てていきます。
以上、1年生「とかち創生学」最終成果発表会のレポートでした。
(写真)最終成果発表会当日の本別高等学校の校舎を正面から