移住関連の情報ブログ

「地域おこし協力隊インターン2025」レポート

「ローカルで働く」-Working in a local community

今年度、本別町では「地域おこし協力隊インターン」制度を活用し、町外から計5名の学生を受け入れ、活動をしてきました。「ローカルで働く」というコンセプトのプログラムで、本別町の実際の仕事や活動などにどっぷり関わっていただいて、その中で地域の可能性を感じ、考えてもらう内容が特徴です。

その中でも、夏季プログラムの第2期として9月1日から9月12日の期間で実施された活動の様子をレポートします。

三重県伊賀市からきた岡島智宏さんと、神奈川県横浜市から来た志賀南月さんのお二人が参加してくれました。

「ローカルで働くインターンの募集案内」

https://note.com/hothonbetsu/n/n99a65362137d

※「ローカルで働く」とは、その地域ならではの文化や資源、人とのつながりを生かして働くことを指します

(写真)着任初日の志賀さん(左)と岡島さん(右)

 

それでは、具体的にどんな活動をしたのでしょうか?

 

地域最大のお祭りづくりに参加

町で一番のビッグイベント「きらめきタウンフェスティバル」に、実行委員の皆さんと一緒に参加。

ステージ設営から準備、受付など様々な作業に携わり、汗だくになりながらも地域の人々の温かさに触れ、楽しんでいる様子が印象的でした。

また、浅草「壱番屋」さんの手焼きせんべいづくりにも挑戦!初めての体験にワクワクしました。

夜には迫力満点の花火を間近でみることができ、「忘れられない一日になりました」と、話してくれました。

 

町の子育て現場を体験

地域の「子育て支援センター」や「本別学童保育所」を訪れ、スタッフの方々から地域の子育て環境や課題についてお話を伺いました。

また、実際に子供たちと一緒に遊び、元気いっぱいの笑顔にたくさんのエネルギーをもらう志賀さん。横浜市でも学童保育やボランティア経験があったそうですが、本別の子どもたちは特に活発で礼儀正しい印象だったとのこと。

「地域の温かい目が子供たちを育てているのだ」と感じた、と語ってくれました。

 

町の未来を語るーほんべつわやカイギでプレゼンテーション

町内・中心部にあるクリエイト・ローカルで開催された第17回「ほんべつわやカイギ」に参加し、インターンの二人が感じた「本別町の可能性」についてプレゼンテーションしました。

「ほんべつわやカイギ」とは、町内外の人が交流しながら新しいアイデアを生み、それをつなげていく創発の場。わやカイギについては、以下のページもご参考にしてください。

https://honbetsu.com/infrastructure/wayakaigi

岡島さんは、自身のこの町の滞在の経験を踏まえて、「インターン生たちが町民と交流できるスペース」があればいいのではないか、という内容でプレゼンテーションしてくれました。

その後の全員参加型のブレーンストーミングでは、インターン生が地域のお宅に朝食を食べに行くことができるようなシェア朝食のような仕組みがあるとよいのでは?というようなおもしろいアイデアも沢山あがりました。

参加者からは、「これからの町づくりとはどうあるべきか」「ローカルで生きることの意味とは」など、多くの質問や意見が飛び交い、会場は活気に溢れていました。

(写真)わやカイギにおけるブレーンストーミング(ブレスト)の様子

 

活動を終えて

活動を終えて、「ローカルで働く」インターンプログラムに参加してくれた二人に話を聞いてみました。

「本別で見た、地域を支える人の思い」 岡島智宏さん

私は三重県伊賀市から来ました。神戸大学4年生の岡島です。

私は、きらめきタウンフェスティバルに関する作業を中心に、町の皆さんと交流しながら本別町の地域づくりについて幅広い視点から学ぶことに努めてきました。

この町の皆さんは、自分の仕事に誇りや目標を持っている人が多いこと、そして、町の今に課題意識を感じ、その状況を変えたいという思いを持っている人が多いことを感じました。それが食の豊かさや、きらめきタウンフェスティバルなどの祭りの活気、そして私のような町外から来た人にも寛容な風土につながっているのではないかとこの2週間で感じることができました。

短い間ではありましたが、貴重な機会をくださり、誠にありがとうございました。今後も本別町を微力ながら応援させていただきたいと思います。

 

「本別で感じた、人とのあたたかさ」 志賀南月さん

神奈川県横浜市から来ました、神奈川大学2年の志賀です。今回のインターンでは町民の皆さんと積極的に交流することと、学童保育に関することをテーマに取り組みました。

初めてこの町を訪れたときには、よそ者の私が地域の皆さんに受け入れてもらえるのか正直不安もありました。

しかし、きらめきタウンフェスティバルの準備・運営に参加した際には多くの人が気さくに声をかけて下さり、安心して取り組むことができました。また、作業の合間に町民の皆さんからおすすめの飲食店を教えていただいたり、普段どんな仕事をしているのか、どんなことをがんばっているのかといったお話を伺ったり、いろいろな角度から町の魅力を知ることができました。

今回のインターンを通じて、本別町のあたたかさや人とのつながりの深さを体感し、充実した時間を過ごすことができました。ここで得た学びを活かして今後の自分の課題に取り組んでいきたいと思います。

短い間ではありましたが、本別町の皆さま、本当にありがとうございました。

 

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